
ドール服を縫ってみたけれど、ゆがんだりふにゃっとしたりしてきれいにできない💦
こういう悩みのかた、多いのではないでしょうか。
このページでは、ドール服をきれいに縫うための基本的なコツを紹介していきます。
そのほとんどは、ふつうの人間の服を縫うときにも基本になるものです。
最初に
いちばん最初に見直したいこと。それは、今の自分のレベルに合ったデザインや素材の服を作ろうとしているかということ。
こったデザインの服はステキですが、縫うのがむずかしすぎると正確に縫えません。
ふわふわつやつやのステキな素材も、縫うのが難しいことが多いのです。
最初はかんたんなデザインから始めましょう!シンプルなデザインの服も、きれいに縫って着せるとサマになるものなのです。
こちらの記事では初心者におすすめの生地を紹介しています。

生地の水通しと地直しをする
上でおすすめした綿生地は、水にぬらして乾かすと縮んでかなり小さくなります。
色をつけるのに使われた染料によっては色落ちすることも。
そのために綿や麻などの生地は、最初に30分から一時間ぐらい水につけてから伸ばして干します。
これを水通しといいます。
完全に乾かさずにしっとりしたところで、アイロンをかけて布のゆがみをとります。
縦と横に通っている布の織り糸が縦横ともに直角にまっすぐになるように、
ひっぱって整えていきます。この作業が地直しです。

この作業は地味にたいせつで、布の地の目がとおってないとせっかく縫った服がゆがんでしまいます。
水につけられないウールの場合は霧を吹いてスチームアイロンで、
水に弱いシルクなどはドライアイロンで
それぞれ地直しをします。
ドール服を作る方々の中には、洗濯をしないので水通ししない人もいます。
それも一つのやり方です。
わたしは洗濯する可能性や色落ち色移りのことを考えて水通しをしています。
パターンを正確に写す
そもそもの型紙が正確に布に写されていなければ、きれいに縫うことはできません。
裏がシールの紙に型紙を印刷して布に貼る
マスキングテープを輪にして型紙と布のあいだに貼る
いろんな工夫があります。
わたしは手で押さえて気合いで写すのであまり参考にはならないです、すみません😅
小さなパーツが中心から ”わ” になっていて半分しか書かれてないときは、
左右対称にして完全体にすると写しやすいです。

生地にあった縫い方をする
薄い生地や厚い生地にはそれぞれに合った縫い方があります。
生地にあった縫い方をしないと縫い目がきたなくなってしまいます。
ミシンで縫うとき、薄い生地には細い針と細い糸、厚い生地には太い針と糸を使います。
具体的には
- 薄い生地 9号の針と90番ぐらいのミシン糸
- 厚い生地 14号の針と30番ぐらいのミシン糸
他にもっと細かったり太かったりする針と糸はありますが、ポピュラーなものが上の番手です。
ちなみにふつうの厚さ(ブロードくらい)の生地は
- 普通の生地 11号の針と60番のミシン糸
を使います。
下のリンクは家庭用ミシンのいろんな太さのミシン針です。

ミシンの糸調子も端切れを縫ってみてほどよく調節しましょう。
押さえ圧が変えられるなら、薄い生地では押さえ圧を弱く、厚い生地は強くすると縫いやすいです。
アイロンをこまめにかける
これは誰にもできることですが、誰もがサボりがちなこと。
基本的に一度ミシンで縫うたびに、縫った場所にアイロンをかけていきます。
縫ったばかりのパーツはこのようにもこもことゆがみます。

アイロンで縫い代の折りぐせをつけたり、表に返してきれいにアイロンで整えたりしてこうなります。

ぴしっと整ったパーツを組み合わせていけば、きれいに整った服ができます。
縫うたびにアイロンをかけるもう一つの理由は、ドール服は小さいので全部縫ってしまってからではきれいにアイロンをかけられなくなってしまうからです。

細いそでにアイロンがかけられないよ🥲
それでもアイロンをかけたいとき。ふつうの大きさのアイロンではやりにくいですね。
こんな道具を用意しています。

右は前にこちらで紹介したパッチワークこて。

左の二つはそれぞれ
- 百均のアイス棒にフエルトを貼ったもの
- 丸い割り箸にフエルトを貼ったもの
これを縫った袖の筒にさしこんで上の小さなアイロンをあてます。
ふつうの洋裁でつかう ”袖まんじゅう” の代わりです☺️
とても便利でかんたんに出来るのでぜひ作ってみてください!
薄い紙をしいて縫う
薄くてふにゃふにゃの生地を縫うとき
指先ほどの小さなパーツを縫うとき
どちらもとてもミシンで縫いにくくて、なかなかきれいに縫えないのですが
そういうときの奥の手が パリッとした薄い紙をしいて一緒に縫うです!
下にしく紙によく使われるのは、百均でも手に入るトレーシングペーパーです。
他にもハトロン紙や薄いコピー紙なども使われています。

紙といっしょに縫ってだいじょうぶ?
百聞は一見にしかず、縫うところを見てもらいましょう!

こうして縫うと、小さなパーツの取りまわしがよくなります!
そして縫ったあとは

このように縫い目にそって破れ目ができているので、そこをパリパリと破いて取ればいいのです。
ふにゃふにゃの生地も紙がガイドになってミシンで縫いやすくなります。
終わりに
ここに書いた縫い方のコツは、どれも人間サイズの服を作るときのノウハウに通じるものです。
もっとくわしく知りたい方は、洋裁の本を見たり洋裁サイトを見たりで調べてみてくださいね!
そしてたのしいお裁縫ライフを!☺️



コメント
基本ですが、大切なことばかりですね!改めて勉強になりました☺️
基本だからこそ大切ですよね〜😄
でべちゃんのような達人に勉強になったと言ってもらえるとは!
なんという光栄
でべちゃんの方で大切にしてることも教えてくださいね!
水通しって完全に乾かす前にアイロンするのか…(知らなかった)
基本すっ飛ばしてるとこが多いので、色々参考になりました。
特にアイロン棒は目からウロコでした!今度作ってみようと思います。
わたしが習ったお裁縫の先生は、「ビショビショのままでいいのよ〜」と仰ってましたが、さすがにアイロン台が濡れちゃいますからね😅
アイロン棒は奥まった部分のアイロンがけにも大活躍なので、ぜひ作ってみてください☺️